クラウドネイティブなCRM (FORCE 2.0・SC)

自動車(商用車)・三菱ふそうトラック・バス株式会社

業種自動車
お客様三菱ふそうトラック・バス株式会社
ソリューションOracle Siebel・クラウド
ステータスProduction
Impact

数字で見る、実装インパクト

導入効果について、定量的にご紹介します。

100%
システム稼働率
安定稼働を継続的に維持
2/年
重大インシデント
目標の年5件以下を大きく下回る
24.15%
インシデント削減
低優先度インシデントの前年比削減
15
連携した外部システム
統一APIゲートウェイで安全に連携

※ 数値はお客様提供データおよび当社実装記録に基づく実測値です。

商用車メーカーの販売センター向けクラウドネイティブDMS(FORCE 2.0)の導入事例

三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)様は、170以上の市場で事業を展開する商用車のリーディングカンパニーであり、eCanterに代表されるゼロエミッション輸送の先駆者です。MFTBC様の事業は全国5拠点の販売センター(SC)と250以上のディーラー拠点に支えられていますが、別ベンダーがMAIDOから移行した初代「FORCE 1.0」は、性能ボトルネックと頻発するクラッシュに悩まされていました。Cubastionは、クラウドネイティブな「FORCE 2.0」を全SCへ単一の同期展開で提供し、業務を一切止めることなくCRM・サービス基盤を刷新・安定化しました。

Challenge

不安定なレガシーが阻む、業務と成長

事業・技術の両面で生じていた課題をご紹介します。

本質的な課題は、近代化の必要性そのものに加え、不安定な基盤がもたらす業務の停滞と、標準化されない顧客体験にありました。

ビジネス面の課題
  • 紙作業と使いにくいUIによる遅延・業務の不揃い・生産性の低下
  • 性能ボトルネックとクラッシュによるシステムの不安定
  • SC網全体でのプロセス標準化の欠如(体験の不一致)
  • 旧システムが成長の足かせ(国内No.1という戦略目標への障壁)
技術面の課題
  • 旧DMS(M-Ban)の限られた外部連携によるデータの分断
  • 増大するデータ量・取引量に対する拡張性の限界
  • セキュリティ機能の不足とコンプライアンス上の懸念
  • 2028年にサポート終了が迫るEOLテクノロジー
  • メインフレーム・MAIDO系とのレガシー統合と頻発するクラッシュの根本対応
Solution

クラウドネイティブなFORCE 2.0への刷新

提供したソリューションの中核をご紹介します。

Cubastionは、近代的なクラウドネイティブ・アーキテクチャ上に統合DMSを構築し、全SCに単一の同期プラットフォームを提供しました。

  • 統合された業務機能:新車・中古車・部品販売、ジョブカード中心のサービス管理まで、SCの業務全体を最適化
  • 堅牢な技術スタック:Oracle Siebel+Oracle Databaseを中核に、Docker/KubernetesでAzureにコンテナ展開
  • 統一されたセキュアな連携:全APIをDaimler Truck API管理基盤に集約し、SAP S/4HANA・Power BIなど15の外部システムと安全に連携
  • 非同期アーキテクチャ:インターフェース呼び出しの大半を同期から非同期へ移行し、応答性・リソース効率・高負荷時のスケーラビリティを向上
  • 性能チューニングと安定化:データベース最適化、自社ツールxMonによる能動的監視、構成の最適化でクラッシュを解消
  • 戦略パートナーとしてのAMS:本番稼働後も継続的なAMSで、能動的監視・性能改善・自動化を提供
Architecture

クラウドネイティブで安定・スケーラブルな基盤

高トランザクション量に耐える、回復力のある設計です。

FORCE 2.0は、性能・信頼性・拡張性を担保する最新のクラウドネイティブ構成で設計しました。

  • コンテナ化された基盤:Docker/KubernetesをMicrosoft Azure上で運用し、高い拡張性と回復力を確保
  • 統一APIゲートウェイ:Daimler Truck API管理基盤で認証・認可・脅威防御を担保し、15システムと安全に連携
  • 非同期実行:I/O律速の処理を非同期化し、高並行環境でも非ブロッキングでスループットを向上
  • 能動的な監視と安定化:xMonによる監視、DB最適化、構成チューニングでクラッシュを根絶
  • ゼロ・ディスラプション展開:周到な計画により、全SCへ6ヶ月で単一同期展開を実現(業務無停止)
Capabilities

この事例で実証された提供価値

お客様がCubastionと取り組める領域の一例です。

本プロジェクトを通じて、以下の専門領域における実装力を実証しました。

  • Siebelと大規模統合の専門性:SAP S/4HANAを含む15以上の外部システムを、統一APIゲートウェイと非同期構成で安全・高性能に連携
  • クラウドネイティブ・アーキテクチャ:Docker/KubernetesをAzureで運用し、高トランザクション量に耐える拡張性と回復力を実現
  • 戦略パートナーシップとAMS:デジタルロードマップの助言と継続的なAMS(能動的監視・性能改善・自動化)で長期の安定を担保
Results

数字の背景にある変化

FORCE 2.0はMFTBC様の期待を超えて完遂し、安定性・効率・成長の各面で測定可能な成果をもたらしました。本事例で確認された主な効果は次のとおりです。

  • システム稼働率100%を継続的に維持
  • 重大インシデント(P1・P2)は年2件で、目標の年5件以下を大きく下回る
  • 低優先度インシデント(P3・P4)を前年比24.15%削減サービスリクエストを前年比15.04%削減
  • 変更要求(CR)ギャップ0%を達成・維持(目標は20%以内)
  • 全SCへ6ヶ月で単一同期展開し、業務無停止を実現
  • 15の外部システムを統一APIゲートウェイで安全に連携し、4件のKaizenを継続的に提供

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