ダイムラーAGがメルセデス・ベンツとダイムラー・トラックに分社化されたことに伴い、ダイムラー・トラックAG(ドイツ)様は、メルセデス・ベンツのAzureテナントから自社のAzureテナントへ、インフラとアプリケーションを移行する必要がありました。Cubastionは、TerraformによるInfrastructure as Code(IaC) とCI/CDを用いて、業務を止めることなく、統制された再現性の高い移行を実現しました。
Challenge
分社化に伴う、テナント移行の難所
移行にあたって直面した課題をご紹介します。
独立したテナントへの移行は、文書化とバージョンの両面で慎重な対応を要しました。
テクノ・ファンクショナル文書が整備されておらず、コードレベルでの統合の精査 が必要
利用中のAzureがサポート終了間近の旧バージョン で、安定性・セキュリティ上のリスク
分社化に伴う、独立したAzureテナントへの移行 という前提
Approach
IaCで実現する統制された無停止移行
採用したアプローチをご紹介します。
移行プロセス全体をコード化し、再現性・追跡性・統制を確保しました。
IaC(Terraform) :全コードをGitHubの中央リポジトリで管理し、追跡性と回復力を確保
リソースの棚卸し :各サブスクリプションの全リソースを網羅的に抽出し、移行漏れを防止
依存関係の分析 :リソース間の依存を解析し、適切なデプロイ順序を決定
再利用可能なモジュール :リソース種別ごとにTerraformモジュールを作成し、一貫した反復可能なデプロイを実現
自動CI/CDパイプライン :統制された監査可能なプロセスでデプロイを自動化
ゼロ・ダウンタイム移行 :計画的に事前移行し、低負荷の日曜に4時間で完了、全データを新接続で復旧
Capabilities
この事例で実証された提供価値
お客様がCubastionと取り組める領域の一例です。
本プロジェクトを通じて、以下の専門領域における実装力を実証しました。
Infrastructure as Code :バージョン管理・ロールバック・アクセス制御の改善を実現
クラウドインフラの管理 :複雑なクラウド構成を評価・文書化・変革する実装力
CI/CDの実装 :自動化パイプラインで統制された効率的なデプロイを実現
コード化された移行により、効率・可視性・将来性を同時に高めました。本事例で確認された主な効果は次のとおりです。
モジュール化により100VMのデプロイを10〜15分 に短縮し、エラーリスクを最小化
中央リポジトリによりデプロイ要素の可視性と管理性を向上
既存インフラをモダンで将来に強い構成へ刷新
低負荷帯での4時間・無停止の移行 を実現