ERP、販売管理、会計、現場のExcel——。企業には、かつてないほど多くのデータが蓄積されています。しかし、それぞれのシステムが個別に作られ、つながっていないために、データは分断されたまま眠っています。レポートは手作業で集計され、数字は部門ごとに食い違い、経営は不完全な情報のまま判断を迫られる。「データはあるのに、使えない」——これは、多くの日本企業が直面している現実です。
日本企業のIT投資の約80%は、既存システムの維持運用に費やされています(IPA DX白書)。新しい業務システムへの変革は「数年計画」「業務停止リスク」「予算超過」が常態化し、稼働前にプロジェクトが頓挫するケースも珍しくありません。